ホビーとロングランブログ

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今週のお題「最近壊した・壊れたもの」

 今週のお題「最近壊した・壊れたもの」

 

 最近壊れたもので一番ショックだったのは、
 「NHK朝ドラ『らんまん』における万太郎と田邊教授の人間関係」
 でした。
 まさかあんな形で、初対面の時に握手までした人間関係が壊れるとは想像できませんでした。

 

 万太郎のモデルとなった牧野富太郎博士と、田邊教授のモデルになった矢田部良吉教授にまつわるエピソードは、複数のサイトで紹介されています。
『らんまん』劇中で描かれた万太郎(牧野博士)への出禁命令は、実際にあったエピソードをもとにしているようです。

 

 実際の出禁命令の理由は諸説あるようですが、ドラマでの描写に限って言えば、気に入らない相手にかなりキツイ言葉を放つ田邊教授の性格と、次々と成功を収めていく万太郎への嫉妬心が混ざり合って爆発した、というところでしょうか。

 

 嫉妬自体はまあ仕方ないとして、問題はキツイ言葉の数々。
 「教授の立場にいるから、何を言っても傲慢にふるまっても取り返しがつく。人間関係も直せる。いっそ直せなくても問題ない」
 と、田邊教授は思っているのかもしれませんが、現実にこんな態度をとった人は多分アウト……。いや絶対アウトですよ。
 実際、ドラマの中では教授のキツイ言葉にとまどい、参ってしまった登場人物がちらほら。
 立場が性格を変えたのか、もともとそういう性格だったのかはわからないけれど、田邊教授を単なる悪役とは見られない自分がいます。
 ついカッとなって言った言葉で、取り返しがつかないほど人間関係が壊れたら……。周りから人が離れていったら……。

 

 完璧謙虚な聖人君子にはなれないけれど、日ごろの態度と言葉は選びたいものです。
 自戒も込めて。

 

 余談ですが、私は要潤さん主演のドラマ『タイムスクープハンター』が好きです。
 真面目で一生懸命なジャーナリスト・沢嶋雄一のイメージが強かった要潤さんが冷酷かつキツイ性格の田邊教授を演じているのを見て
 「要潤さん=真面目な善人役が似合う」
 という、私の中のイメージも『らんまん』で見事に壊れました。俳優さんの演技は奥深いですね。