今週のお題「名作」
「丸かじりシリーズ」は、間違いなく名作だと思います。
「〇〇の丸かじり」というタイトルで、東海林さだおさんが食べ物についていろいろ語るエッセイシリーズ。
「とりあえず麺で」は、ラーメンやうどんなど麺類について語った過去のエッセイをまとめた傑作選。令和6年2月に発売されました。
丸かじりシリーズを初めて読んだのは10年近く前。
「三郎さん。面白いからこれ読んでみなよ」
と知人に勧められて「駅弁の丸かじり」を読んだのが始まりでした。
それから時折本屋で見かけるたびに買っていて、「とりあえず麺で」は本屋で手に取った時、
「あ!好きだった『ラーメンの具の回』が収録されている!!」
と嬉しくなって即座に購入。
『ラーメンの具の回』とは、この本に収録されている『具を愚考してみた』というタイトル。
内容はこんな感じ。
「もし、ラーメンの具を一種類しか載せられないとしたら、あなたは何を選ぶかっ!?」
「逆に、後世に残るような新たなラーメンの具を載せるとしたら、あなたは何を選ぶかっ!?」
読者は味のあるイラストともに、究極の選択に挑むことになるのです。
みなさんはどんな具を選びますか?
傑作選にはほかにも
「自家製の美味しいうどんの作り方」
「チキンラーメンは日本人の『3分』の意味を変えた」
「一人で流しソーメンを楽しめる『ソーメン太郎』を買ってみた」
など、麺類に関する面白エッセイ満載で、一人で読みながらつい笑ってしまいます。そしておなかがすくのです。
時間のある時ついつい読んで、読んでるうちにおなかがすいてくる。丸かじりシリーズは間違いなく名作です。
今回紹介したのは麺類中心の傑作選ですが、既刊のシリーズも面白いのでおすすめします。